学林大樹グループ「身延山練成」 “唱題行脚”を通して、法華経の広宣流布を誓願

学林生は題目を唱えながら、力強い足取りで参道を行進した(学林大樹グループ提供)

学林大樹グループの「身延山練成」が11月12日、日蓮宗総本山・身延山久遠寺(山梨・身延町)で行われた。杉野恭一学林学長、本科58期生5人、海外修養科30期生2人が参加した。

同練成は、日蓮聖人が法華経の読誦(どくじゅ)と門弟の育成に努めた久遠寺の伝統に触れ、日蓮聖人の「親孝行」「報恩感謝」の精神を学ぶとともに、世界への布教伝道を新たに誓うことが目的。

一行は当日、新型コロナウイルス感染症対策を行った上で、「南無妙法蓮華経」と題目を唱えながら参道を行進。力強い足取りで、久遠寺のほか、身延山山頂にある奥之院思親閣に参拝した。

思親閣では、佐藤順行別当が講話に立った。佐藤別当は、法華経行者としての日蓮聖人の遺徳を詳述し、「日蓮聖人は、お題目の唱題行脚を通して、一切の生きとし生けるものの救済を願っていた」と強調した。

参加した学林生からは、「日蓮聖人が、大慈悲心をもって目に見えないものにも思いを馳(は)せるお姿を想像して、私も両親をはじめ、たくさんのいのちに生かされている感謝を新たにしました」といった感想が寄せられた。