TKWO 第158回定期演奏会 独立後初の公演

「吹奏楽のための交響曲『ワインダーク・シー』」の終盤に、ベルアップのパフォーマンスを行い、観客を魅了した

一般社団法人となった東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の、独立後初となる定期演奏会(第158回)が4月25日、なかのZERO(東京・中野区)で開催された。830人が来場した。

TKWOは1960年に「佼成吹奏楽団」として発足。立正佼成会の事業部門として活動してきたが、今年4月1日、一般社団法人として独立した。今回の定期演奏会は、その新たなスタートの一歩となった。当日は、TKWO正指揮者の大井剛史氏がタクトを振った。

演奏会の1曲目は、東日本大震災の復興支援曲としてTKWOが委嘱した「希望の彼方へ」(P・スパーク作曲)を披露。次に、会場で作曲者の冷水乃栄流(ひやみずのえる)氏が鑑賞する中、「Sparkling for Wind Orchestra」を奏でた。

この後、「交響曲第4番」(A・リード作曲)、「吹奏楽のための交響曲『ワインダーク・シー』」(J・マッキー作曲)を演奏。終了後、壮大なスケールのパフォーマンスに聴衆の拍手が鳴りやまず、会場は感動に包まれた。