西日本を中心に記録的大雨 各支教区・教会で被災状況の把握や会員の安否確認
停滞する前線の影響で西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨が続き、各地で河川の氾濫や土砂崩れなどの被害が出ている。特に、8月11日の降り始めからの総雨量が1000ミリを超える佐賀県では、各地で冠水、家屋の浸水などの被害が発生した。大雨が続く地域の立正佼成会の各教会や支教区では、被災状況の把握や会員の安否確認が行われている。
気象庁は8月14日、佐賀、長崎、福岡、広島の4県に「大雨特別警報」を発表。避難レベルが最高の「5」に当たる「緊急安全確保」が、先の4県と島根、岐阜、長野を合わせた計7県で発令された。
14日午前、佐賀・武雄市内で1級河川の六角川が氾濫。広範囲にわたって道路は冠水し、家屋への浸水被害が起きた。このほか、福岡・久留米市を流れる筑後川や、広島県と島根県をまたぐ江の川など14河川で氾濫が確認されている。これにより、各地で浸水被害や土砂災害が発生し、犠牲者、行方不明者が出ている。また、多くの住民が避難を強いられた。
被災地域を包括する北九州支教区の各教会では、被災状況の把握と会員の安否確認が行われている。15日までに本部教務部に寄せられた情報によると、氾濫した六角川流域を包括する佐賀教会では、高橋道場が床上まで浸水した。久留米教会と大分教会では、会員宅で床上・床下浸水被害が報告されている。被災した会員たちは避難所などに身を寄せている。
16日以降も雨は断続的に降り続いた。本部教務部では引き続き、支教区や教会と連携して被災状況の把握に努めていく方針だ。