佼成学園高アメフト部「ロータス」 関東地区大会で5連覇 クリスマスボウルへ

白のユニフォームで決勝に臨んだ佼成学園高の選手たち。それぞれが持ち味を発揮して勝利した

「第51回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会」の関東地区決勝が11月23日、東京・世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場第二球技場で行われた。佼成学園高校アメフト部「ロータス」(東京代表)は、足立学園高校「ワイルドベアーズ」(同)を49対6で下し、5年連続の優勝を果たした。高校日本一を決める「クリスマスボウル」の出場権を獲得した。

10月の都秋季大会でベスト4に入り、都代表に選出された同校は、今大会で鎌倉学園高校、駒場学園高校に勝ち、決勝を進んだ。

佼成学園は、第1クオーター序盤からRBの加嶋魁(かい)選手(3年)のランなどで攻勢をかけ、二つのタッチダウンを奪った。第2、第3クオーターは着実にパスを決め一つずつタッチダウンを奪い、守備では粘り強いディフェンスで相手に得点を許さず、さらに点差を広げた。

第4クオーターでは、足立学園の反撃を受け6点を奪われたが、その後は冷静さを失わず、攻撃を重ね、追加点を挙げて49対6で勝利した。

金子湧(ゆう)主将(3年、LB)は、「何が起きても集中を切らさず、自分たちらしくプレーできました。新型コロナウイルスの影響が広がる中、大会の運営に携わる全ての人に感謝したいと思います。これから全国制覇を目標に覚悟を持って練習します」と語った。

小林孝至監督は、「今年は新型コロナウイルスの影響で練習が少ない分、選手は自主練習やオンラインでの話し合いを重ね、想定した以上にチーム力を上げました。今大会で学んだことをクリスマスボウルにつなげたい」と話した。

大会の最優秀ラインマン賞にDLの森洸介選手(3年)、最優秀バックス賞に加嶋選手が選ばれた。

12月26日に兵庫・神戸市の王子スタジアムで開催されるクリスマスボウルでは、関西地区の代表校と対戦する。