「お会式・日蓮聖人遠忌法要」 國富理事長があいさつ
生涯を法華経の弘通(ぐつう)に捧げた日蓮聖人の遺徳を偲(しの)ぶ、立正佼成会の「お会式・日蓮聖人遠忌法要」が10月13日、大聖堂(東京・杉並区)の永寿殿で行われ、教団役職者らが参列した。
今年は、日蓮聖人の第七百三十九遠忌にあたる。法要では読経供養が行われ、導師をつとめた立正佼成会の國富敬二理事長が庭野日鑛会長の回向文を奏上した。
この中で庭野会長は、日蓮聖人がさまざまな迫害を受けながらも、法華経への信心を深め、正法を伝え続けたその生涯を詳述。全ての人を救う地涌(じゆ)の菩薩として布教に邁進(まいしん)した徳をたたえるとともに、本会が法華経の広宣流布に努めてきた歩みに触れ、「法華経に込められている真の仏教精神を世界万国に弘(ひろ)める使命を自覚し、即是道場(そくぜどうじょう)の精神をもって大乗菩薩道を歩んでいくことをお誓い申し上げます」と述べた。
続いて、國富理事長があいさつ。サンガが互いに温かい気持ちで触れ合い、地域に喜ばれる佼成会を目指すことが、庭野日敬開祖の一貫した精神だったと受けとめていると話し、自らの指針を明かした。