第17回奈良県宗教者フォーラム コロナ禍の早期終息と世界平和を祈願 (動画あり)

春日大社本殿に集った諸宗教者は世界平和の実現とコロナ禍の早期終息を祈願した

「第17回奈良県宗教者フォーラム」(主催・同実行委員会)が9月14日、奈良市にある春日大社で開催され、本殿で「平和への祈り 並 疫病退散祈願祭」が執り行われた。

同フォーラムでは毎年、奈良の諸宗教者が一堂に会し、日本のこころと宗教の役割を考える講演会などを催してきた。今年も当初はそうした活動が検討されていたが、新型コロナウイルスの流行を踏まえ、宗教協力を基に「祈りを捧げる」内容に変更された。

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当日は、実行委員20人が参集。「平和への祈り 並 疫病退散祈願祭」では、神職による大祓詞奏上、伝統仏教の僧侶による神前読経、立正佼成会の中村浩士奈良教会長を導師に本会の読経供養が行われた。続いて、神道の儀礼に沿って代表者が玉串を奉り拝礼し、全員でコロナ禍の早期終息と世界平和を祈願した。

フォーラムの終了後、地元メディアや本紙の取材に対して実行委員長の西村泰宏春日大社禰宜は、同ウイルスの影響で予定した内容から同祈願祭に変更した経緯を説明。諸宗教者が平和への思いを共有して祈りを捧げることの大切さに触れながら、「一日も早いコロナの終息があってこそ、世の中の平和があるのだと思います。(今日の)主たるところは、疫病退散です」と話した。