「壮年(ダーナ)総会」 6月28日開催 新型コロナの感染拡大を防ぐためネット中継で実施

壮年総会に向け、準備が進められている(写真は1月12日、教団本部での第1回実行委員会=教育グループ提供)

立正佼成会の「壮年(ダーナ)総会」が6月28日、大聖堂(東京・杉並区)で開催される。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、会場の様子をインターネットでライブ配信し、映像を通して全国の壮年リーダーらが参加する形となった。

現在、各支教区代表23人で構成する実行委員会を中心に準備が進められている。当日は庭野光祥次代会長が出席し、壮年部員2人の体験説法、一般財団法人・日本総合研究所会長の寺島実郎氏による講演などが行われる。

「祈り」の心を大切にし、実践を考える総会に――実行委員が準備

壮年総会は「全国教会の壮年が一堂に会し、主体的に布教に取り組む態勢づくりを確認するとともに、これからの日本を牽引(けんいん)する壮年菩薩・ダーナの力を結集する」ことが目的。毎年、壮年部員による実行委員会を基に企画・運営される。3年前からは布教活動を中心とした実践的なプログラムが展開されている。

今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、壮年部員が集まらない形での開催を検討。インターネット中継を通しての実施となった。

実行委員たちはこれまでオンラインでの会議を重ねる中で、教会活動が休止される現状でも壮年部員として身近な人に思いを寄せる「祈り」の心を大切にし、それぞれが自らの実践を考える総会にしたいとの願いを確認し、準備を進めてきた。

オンライン会議の様子(5月31日、LINEの画面から)

総会当日は、大聖堂4階の坐床(ざしょう)を主会場に午前9時からプログラムがスタート。國富敬二理事長導師による読経供養に次いで、壮年部員2人の体験説法が録画映像で紹介される。

この後、寺島実郎氏が『何を目指す日本再生か? 今を生きる佼成壮年の役割』をテーマに講演。これを受け、全国の壮年部員から事前に寄せられた質問に対して寺島氏が応答し、光祥次代会長、壮年代表などが加わり討論会が行われる。「お題目修行」に続き、最後に“壮年本部長”の光祥次代会長があいさつを述べる。閉会は午後0時30分の予定。

式次第の詳細は、教会を通じて事前に全国の壮年部員に伝えられる。

「壮年総会」実行委員会 椎名一晃議長(56)=江東教会壮年部長

新型コロナウイルスの影響で総会の開催が危ぶまれましたが、実行委員の皆さんの熱意により、インターネット中継で実施することになりました。対面での布教活動が難しい今、私たちにできるのは、周りの人に思いを寄せることではないでしょうか。壮年部員としてそうした「祈り」の心を深め、一人が一人に寄り添うことで「祈り」の心が広がっていく。総会がそのきっかけになればと願っています。私自身、今回のお役を通して多くの人の支えに気づき、感謝を深めることができました。身近な人のおかげさまをかみしめながら、温かい触れ合いができる自分づくりに努めていきたいと思います。

◇お知らせ

1.エピソード募集
菩薩として一人ひとりに温かく、こまやかな触れ合いをしている壮年部員さんのエピソードを、部員さんの写真とともにメールでお送りください。自薦、他薦を問いません。プログラムの中で数点を紹介します。

2.講演者・寺島氏への質問募集
ご自身の写真、またはご自分の思いを表現した写真を添えてメールでお送りください。寄せられた質問を基に討論会が行われます。

※メールの件名の冒頭には、「エピソード」あるいは「質問」と記載してください
 ※写真に本人以外の方が写っている場合は、その全員の許諾を取ってください

送付先メールアドレス dana@kosei-kai.or.jp