比叡山延暦寺の小堀執行が本会を訪れ、國富理事長と懇談
天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀・大津市)の小堀光實執行と獅子王圓明総務部長(副執行)が1月21日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、事務庁舎応接室で國富敬二理事長、佐藤益弘常務理事、澤田晃成総務部部長と懇談した。
懇談では年頭のあいさつを交わした後、小堀執行が、今年の「比叡山から発信する言葉」は「一々労不惜(いちいちろうふしゃく)」であると説明。「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」という伝教大師最澄の教えに触れながら、「一々労不惜には、自らの労を惜しまないで人々への思いやりや労(いたわ)りの行いに努めることこそ、安らぎと癒やし、救いへの優れた力となり尊いのだという意味があります」と述べた。
この後、國富理事長が1月18日に小雪が舞う中、佼成霊園(東京・東大和市)で「萬霊供養塔建立式」を行ったことなど本会の年頭の行事を紹介した。さらに懇談では諸宗教間対話・協力が話題に上り、それぞれの学びなどを披歴。国と国との友好や信頼醸成のために、取り組みの大切さが確認された。