菅沼子ども村開村 少年部員が師の幼少年期を追体験

庭野日敬開祖の生誕地、新潟・十日町市菅沼で少年部員を対象にした今年の「菅沼子ども村」(立正佼成会青年ネットワークグループ主管)が2月23日に開村した。第1回は、本会埼玉支教区の少年部員ら83人が1泊2日の行程で庭野開祖、庭野日鑛会長の幼少年期を追体験した。

23日午後に行われた開村式には、十日町市の渡辺正範産業観光部長や「庭野日敬師に学ぶ会」の根津政雄副会長ら来賓4人が出席。庭野守朗生誕地道場長と同道場スタッフによる「獅子舞」の奉納演舞に続き、庭野嘉照習学部次長(同グループ)があいさつに立ち、「菅沼の大自然の中で謙虚さを学び、周りの人と助け合いながら仲良く過ごしてください」と述べた。

少年部員たちは、かんじきを履いての雪道の歩行や、そり遊び、雪合戦を通して雪を満喫。この後、温かいおしるこが振る舞われた。翌24日の「菅沼めぐり」では、諏訪神社、大日如来、旧大池小学校など庭野開祖ゆかりの地を訪ねた。

参加者の一人(11)=川口教会=は、「友達ができるか、心配だったけど、自分から声を掛け、あいさつをすることで仲良くなれました。上の学年になるとクラス替えがあるので、今回のことを学校でも生かして、新しい友達をつくりたい」と話した。

7月7日までの期間中、「菅沼子ども村」には、全国から約300人の少年部員が訪れる予定となっている。