TKWO「課題曲コンサート」 往年の名曲も演奏し、吹奏楽関係者を魅了

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「課題曲コンサート2019――往年の名曲とともに」が2月8日、東京・新宿区の東京オペラシティで開催された。タイトルにある「課題曲」とは、その年の全日本吹奏楽コンクールに出場する学校や団体に対して演奏を定めた楽曲のこと。当日は、同コンクールを目指す中高生や過去の課題曲を懐かしむ市民など約1500人が来場した。チケットは完売した。

前半の部では、1970年の中学校の部課題曲「オラトリオ『サムソン』序曲」に続き、今年度の課題曲5曲が演奏された。会場には、全課題曲の作曲者が招かれ、コンサートでは、「行進曲『春』」を作曲した福島弘和氏が登壇し、作品に対する思いや曲名の由来などを解説した。

後半の部では、TKWO正指揮者・大井剛史氏が選曲した「行進曲『朝のステップ』」を演奏。さらに、事前に「コンサートで演奏してほしい過去の課題曲」を公募して、投票の多かった「エアーズ」「フェリスタス」「稲穂の波」など、5曲が披露された。