第1回仏教精神に学ぶ経営者の集い 『ど真剣は未来を変える』テーマに

立正佼成会の教団創立八十周年記念事業として、第1回「仏教精神に学ぶ経営者の集い」が昨年12月16日、大聖堂(東京・杉並区)で開催された。テーマは『“ど真剣は未来を変える”――新たな経営哲学の創造をめざそう!』。全国から企業経営者や個人事業主の会員ら2191人が参集した。

同集いの開催は、庭野日敬開祖と京セラの稲盛和夫名誉会長から薫陶を受け、企業再建に携わってきた滋賀教会会員の福永正三氏(昨年11月逝去)を講師に、2014年に杉並教会で経営者の勉強会「福盛塾」がスタートしたことが発端。その後、東京西、同中央、同東支教区に広がると同時に、本部での壮年幹部会で「仏教経営者ネットワーク」を求める声が上がり、会員である経営者有志によるプロジェクトが発足して企画が進められた。この間、北九州、東北両支教区で福永氏を講師に「仏教経営者塾」が開講。17年に神奈川、中国、茨城、18年からは四国、北陸支教区でも行われ、「仏教経営者ネットワーク」実施の機運がさらに高まった。

昨年11月の教団幹部会の席上、教団創立八十周年記念事業として「仏教精神に学ぶ経営者の集い」の開催が発表された。経営者有志と、本部をはじめ参加教区・支教区・教会が協働する実行委員会が組織され、準備が進められてきた。

同集いの目的は、「仏教精神を経営に活かし、事業の発展と社会への新たな価値を提供するネットワークの創造」「六波羅蜜の実践を通し、事業の発展と社会への貢献」「世界の平和に貢献できる『経営者サンガの絆』を結び、深めること」。当日は、中村憲一郎常務理事の開会あいさつに続き、庭野光祥次代会長が登壇した。次いで、各支教区や教会の経営者の勉強会で講師を務めた福永氏の講演をまとめた追悼映像が放映され、経営の極意が伝授された。この後、会員による体験発表や質疑応答が行われた。

※当日の詳しい報道は、佼成新聞1月13・20日付をご覧ください