東京佼成ウインド定演 『彩る』をテーマに

東京佼成ウインドオーケストラの「第141回定期演奏会」が11月23日、東京・豊島区の東京芸術劇場で行われた。今回のテーマは『彩る』。シンガポール出身の若手指揮者であるカーチュン・ウォン氏が指揮を務めた。

当日は約1200人の聴衆を前に、吹奏楽のオリジナル作品2曲と、クラシックを吹奏楽にアレンジした2曲を披露した。

この中で、M・ムソルグスキーが作曲し、高橋徹氏が編曲した「組曲『展覧会の絵』」では、曲中に何度も繰り返されるメロディー「プロムナード」をさまざまな楽器の奏者がソロ演奏。10枚の絵画をモチーフに作曲された同曲は、楽章が変わるごとに曲調が変わり、演奏を通して「美術館を巡っている」ような感覚をもたらし、聴衆を魅了した。

なお、翌24日には「第3回大阪定期演奏会」がザ・シンフォニーホール(大阪市)で行われた。