お会式・日蓮聖人遠忌法要 本会発祥の地・修養道場で
「お会式・日蓮聖人遠忌法要」が10月13日、東京・杉並区の立正佼成会発祥の地・修養道場で行われた。庭野日鑛会長、庭野光祥次代会長はじめ教団役職者ら約50人が参列した。
この日は、鎌倉時代に法華経の広宣流布に生涯を捧げた日蓮聖人の第七百三十七遠忌に当たる。法要では、光祥次代会長を導師に読経供養、回向文奏上と進んだ。
法話に立った庭野会長は、日蓮聖人が打ち出した「立正安国」(正法を打ち立て、国を安んずる)の意味合いに触れ、「『安国』が目的で『立正』がそのための手段であるのではなく、『立正』が目的で『安国』はその必然の結果であると受け取ることができる」と語り、人々が法華経に帰依することの大切さを強調。さらに、日蓮聖人の言葉に触れながら、飢えて食物を欲し、喉が渇いて水を求め、恋しい人に会いたいと思うように、本当の信仰とは自然な心の発露(ほつろ)であると説き、「しっかりとした信仰者として、皆さんと共に法華経精神にのっとって、布教に精進していきたい」と述べた。