カンボジア国立仏教研究所のソー・ソクニー所長が本会を訪問 庭野会長と懇談
懇談の席上、ソー・ソクニー所長は支援に対する謝意を表した上で、現在、本会の支援によって行われている研究所の人材育成の取り組みを報告。スタッフの蔵書管理におけるスキルが大きく向上するなど成果の一端を説明した。また、来年から3年をかけて、宗教文化をカンボジア社会に普及させることを目的とした研修や講演、出版などに関する事業計画を紹介。仏教研究所の設立90周年を記念し、20年1月にシンポジウムを開催する予定であると話した。
これを受け、庭野会長は、同研究所第2期工事落成式に出席した当時を述懐した。その上で、経済成長を続けるカンボジアの現状に触れ、物が豊かになる一方、人々の心から仏教的な精神が薄れることがないよう、「カンボジアの若い人たちが仏教を基にし、次世代を担われることを心より願います」と語った。
なお、ソー・ソクニー所長は、懇談に先立つ18日、一食平和基金運営委員会の会合に出席し、「一食を捧げる運動」の浄財によって行われている事業について報告した。(この報告については、後日詳報)
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