西日本豪雨 各地で炊き出しや水の搬送

山口支教区6教会の備蓄をトラックに積み、呉教会へ(写真提供・本会教務部)

西日本を襲った記録的豪雨により大きな被害を受けた岡山、広島、愛媛県などの被災地域では現在、立正佼成会本部、教区、支教区、教会が連携を図り、状況の確認や支援が行われている。中でも、断水が続いている地区では、厳しい暑さの中で水不足が深刻化しており、会員の協力や近隣教会によって水の提供、物資の搬送などが進められている。

7月11日、立正佼成会宇和島教会の包括する地域では、松山教会の会員35人が炊き出しを行い、食事を提供した。被害の大きい野村地区でも会員宅を拠点に、飲料水の配布や炊き出しが行われている。尾道教会には同日夜、福山教会の壮年有志によって備蓄用の水が届けられた。

また、広島県の呉教会を支援するため、立正佼成会本部は山口支教区6教会からの要請を受けて本部職員を山口教会に派遣。同支教区から水と支援物資の輸送を行った。

一方、12日には「『平成30年7月豪雨』災害に募金を検討されている教会へのお知らせ」が、本部から全国各教会に送付された。会員同士の互助を目的とした「被災された教会・会員への支援募金」と、被災地域の救援・復興に寄与する「被災された一般市民や社会復興に対する支援募金」の実施が発表され、その概要が記されている(※詳しくは、所属する各教会にお問い合わせください)。

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