「お会式・一乗まつり」の物産展での売り上げを釜石社協に贈呈

同教会渉外部長(右)から釜石社協の丸木久忠会長に復興支援金が手渡された

立正佼成会は3月11日、昨年の「お会式・一乗まつり」で実施した「一乗物産展」での売り上げを岩手・釜石市社会福祉協議会に贈呈した。東日本大震災の復興支援を推進する本会の「こころ ひとつに」プロジェクトの一環として行われたもの。釜石教会道場で行われた贈呈式では、同教会渉外部長から釜石社協の丸木久忠会長に復興支援金として50万円(目録)が手渡された。

本会は、大震災翌年の2012年4月から、「こころホット」ボランティアとして、釜石社協が運営する「お茶っこサロン」の活動に協力。仮設住宅に談話室を設け、ボランティアとして、本会の会員が、訪れる入居者をもてなし、傾聴活動や手芸教室などの各種取り組みを通じ、不安の低減や入居者同士のつながりづくりに努めた。

一方、被災地では、復興公営住宅への転居や自力再建、仮設住宅からの退去、行政による仮設住宅の集約が進み、同サロンは昨年11月で活動を終えた。現在は、釜石社協、行政、民間団体が情報を交換する連絡会議に同渉外部長が加わり、意見を交わしている。

釜石社協の丸木会長は、「仮設住宅から復興公営住宅への移転が進み、新たなコミュニティーづくりが急務です。個別の相談にも力を入れる必要があります。課題が山積する中、皆さまのご支援は、復興に向けて勇気を与えてくださいます」と謝意を表した。