気候変動の解決目指し WCRP/RfP日本委が植樹祭
当日は、同タスクフォース責任者の薗田稔秩父神社宮司のあいさつに続き、埼玉県川越農林振興センター林業部森林技術・林業支援担当の大里説慈郎担当部長が来賓を代表してあいさつ。「1本1本の木が大きく成長して森となり、次世代に継承されていくことを祈念しています」と語った。
次いで、同日本委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長、同タスクフォースメンバーの澤田晃成総務部部長を含む諸宗教者や参加者代表ら16人がヤマザクラとコナラの苗木4本を記念植樹。参加者全員でいのちの森となることを祈念し、ヤマザクラとコナラの苗木48本を植えた。
円応教に所属の男性(30)は、「一教団だけでは実行が難しいことでも、宗教の垣根を越えて協力することで、可能になることを改めて実感しました。自分の教団に戻ったら、今回の植樹活動で感じたいのちを育む尊さ、宗教者として共に協力しながら具体的に実践する大切さを伝えていきたいと感じています」と述べた。
母親に誘われて参加した本会杉並教会の女子少年部員(12)は、「木を植えると聞いて、最初は来るのが嫌でした。でも土を掘ると大きなミミズを見つけて『わー』って騒いでしまい、毎日の生活では、こんなことはないので、来てよかった。今度はみんなを連れて参加したい」と語った。
また、所沢教会の男子少年部員(9)は「木を植えたのは初めてです。スコップ(シャベル)が重くて大変だったけど、『大きくなってね』と思いながら木の根元に土をかけるのが楽しかった」と笑みを浮かべた。