本会の「こころホット」ボランティア お茶っこサロンの活動終了

仮設住宅に暮らす人々のつながり支え

12日、釜石市桜木町の市民体育館前仮設住宅の談話室で、本会が行う最後のお茶っこサロンが開設された。同仮設の初代自治会長を務めた大和田泰佑さん(74)は、この日、転居先の復興公営住宅から駆けつけた。「入居者同士がばらばらになりそうな時期、佼成会の皆さんのサロン活動によって住民がつながり合うことができた。皆さんの温かな触れ合いが、苦悩を笑顔に変え、生きる勇気を与えてくださった」と感謝を語った。

また、同サロンの開設当初から現地スタッフとして活動に携わってきた釜石教会主任の女性(72)は、これまでを振り返り、「日を追うごとに顔なじみの方に会えなくなるのは寂しいですが、仮設住宅を出て、生活再建を進められていることをうれしく思います。私自身、皆さんから生きる力を頂きました」と話した。