本会一食平和基金 ロヒンギャ難民の支援に2万ドルを拠出

UNHCRの緊急アピールに応え

こうした状況について、かつてラカイン州やバングラデシュ・コックスバザールで難民への人道援助活動に従事したダーク・へベカー国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)駐日事務所代表は、「パートナー機関と共に避難生活の援助物資の提供に最善を尽くしているものの、水や医薬品などの緊急援助物資は足りない」と窮状を訴えた。

難民の緊迫した事態を受け、立正佼成会一食平和基金運営委員会では、本会バングラデシュ教会を通じた支援を決定した。

同教会では今後、現地の調査を踏まえ、コックスバザールのテクナフやニラなどの地区に逃れたロヒンギャ難民に対し、食料や衣類、医療物資を配布するほか、河川の水を飲用水に変えることのできる薬品などの提供を行う予定だ。「一食を捧げる運動」の浄財はこれらの活動に役立てられる。

一食を捧げる運動

月に数回食事を抜く、あるいはコーヒーなどの嗜好(しこう)品を控えて、その食費分を献金して国内外の諸課題に役立てる運動。
http://www.ichijiki.org