唯仏与仏(86) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

「観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぽん)」に、「慈眼(じげん)をもって衆生(しゅじょう)を視(み)る」という言葉があります。慈悲のまなざしで人びとを見るという、とても大事なことが教えられているわけです。

慈悲のまなざし、思いやりの目で見ていけば、相手の失敗を責めたり、怒ったりすることはないでしょう。むしろ、その人の長所を見いだすこともできるでしょうし、どこが足りないかを柔らかく諭(さと)して、いっそうの向上心を奮い立たせることもできるでしょう。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書232ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html