「世界の仏教と対話を続けるバチカン」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

世界の仏教と対話を続けるバチカン

ローマ教皇フランシスコは2月1日、中国の嵩山(すうざん)少林寺からの使節団をバチカンに受け入れ、懇談した。

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栄福の時代を目指して(5) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

栄福学・序説の起点――科学主義の陥穽

「栄福学・序説」を、前回述べた議論を起点として進めてみよう。今の世界では、超越的実在を否定するか括弧(かっこ)に入れて物質世界だけを探求する学問(学問類型B:形而下限定学=けいじかげんていがく)がほとんどだ。この世界に慣れた研究者たちには、このような学問のあり方を自明視するあまり、あたかも不可視の世界は存在しないように考える習慣が身に付いてしまっている人が多い。この発想が教育や社会的通念において広がっているために、宗教や精神性は片隅に追いやられてしまった観がある。

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食から見た現代(13) 夜のフードパントリー〈後編〉  文・石井光太(作家)

夜の仕事に従事する女性と子どもへの支援活動を行う任意団体「ハピママメーカープロジェクト」。

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カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~(2) 写真・マンガ・文 平田江津子

“ありのまま”を認めることができなかった後悔

2歳半で「小児自閉性障害」と医師から診断された息子・カズキ。ショックと不安に襲われた私を支えた一つが信仰でした。特に、物心ついた時から立正佼成会の信仰と共に歩む中で学んだ法華経の「法師品」です。その中に説かれる、人を救うために、自ら誓願して生まれてくるという「願生(がんしょう)」の教えに初めて触れた時、衝撃を受けました。

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内藤麻里子の文芸観察(65)

今年は戦後80年、そこでこんな本を選んでみた。伊吹亜門さんの『路地裏の二・二六』(PHP研究所)は、結果的に陸軍の発言力を強めた二・二六事件を題材にして、その裏で起きていたもう一つの事件を虚実ない交ぜにして描いてみせた歴史ミステリーだ。

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『子どもの話をちゃんと聴く。』 発刊記念 傾聴講座を開催

3月に佼成出版社から刊行される『子どもの話をちゃんと聴く。』の発刊を記念して、著者の傾聴カウンセラー・辰由加さんによる「パパ・ママのための傾聴講座」を開催します。

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