令和7年次「学林大樹卒林式」 「尽心」を胸に――庭野会長が法話

令和7年次「学林大樹卒林式」が昨年11月23日、立正佼成会の庭野日鑛会長臨席のもと、青梅キャンパス(青梅練成道場)で行われた。学林大樹60期生2人が卒林を迎えた。卒林生の家族、出身教会の教会長、教団役職者ら50人(オンラインを含む)が参列し、門出を祝った。

式典では、学事報告、卒林生への卒林証書授与、在林生代表(61期生)の竹下修央さん(33)=北広島教会=による送辞に続き、杉野恭一学林学長が訓話を述べた。杉野学長は、初代学長を務めた庭野会長が学林生に紹介した、教育者である竹葉秀雄氏の詩を引用しながら、出会う人たちと協力し合い、「世界に、生きる喜びを灯(とも)す人であってください」と卒林生を激励した。

この後、法話に立った庭野会長は、ある僧侶の「不思議なこと、特別なことは何ですか」という問いに、中国・唐時代の高僧である百丈禅師が「独坐大雄峰(どくざだいゆうほう)」と答え、今この場に坐していることが不思議であると説いたことを紹介。「私たちが人間として生まれてきたことそのものが不思議」であり、それに気づくことが大切であると伝えた。

また、孟子(紀元前4世紀、中国戦国時代の儒学者)の言葉「尽心(じんしん)」(心を尽くす)の意味に触れ、自らの心を十分に解明することで物事の本質がよく分かると示し、それを追求していくことが人間として大事であると述べた。

最後に、卒林生を代表して江川裕大さん(25)=小倉教会=が答辞を読み上げた。