芳澍女学院リバイバルプランを発表 通学、オンライン受講も可能な学校に
芳澍女学院情報国際専門学校(中村記子校長、東京・杉並区)は、より社会に開かれた学校を目指し、このほどリバイバルプランを発表した。全寮制から通学も可能な学校制度にリニューアルするとともに、オンライン授業による教育課程を開設。情報秘書科オンラインコース、国際英語科オンラインコースが新たに設けられることとなった。令和7年入学生から、寮生活を送る「寮生」に加え、「通学生」と「オンライン生」の受け入れが開始される。さらに、学年制を廃止し、単位制の導入を予定している。
今年、創立30周年を迎えた同校は、開校以来、仏教精神に基づいた人間教育を行うことを目的に、学生には寮での共同生活を推奨してきた。しかし近年、「東京近郊に住んでいるため、自宅から通いたい」という要望や、対面授業が苦手な学生が増えたこと、リスキリング(職業能力の再開発、再教育)やリカレント(循環型生涯学習)といった時代のニーズを踏まえて検討を重ね、今回、通学生やオンライン生の募集に至った。寮生、通学生が受ける授業を、オンライン生もリアルタイムで受講する。
一方、「仏教精神に基づく悲智円満な全人教育」という建学の精神をさらに強化すべく、自己の成長とより広く社会に貢献できるスキルを身につけるため、従来の課程に加え、一般教養や第二外国語、生成AI技術の習得など、カリキュラムの再構成も計画している。
また、授業が週休二日制になり、制服の自由化(マナー教育など一部の授業や式典では、リクルートスーツを着用)、アルバイト、門限の緩和など、校則や寮則についても見直しがなされた。
出願資格は令和7年3月高校卒業見込み以上の女性、年齢不問。募集の概要、今後の入試情報の詳細は同校ウェブサイトを参照してください