『学林創設のビジョンと未来を創造するリーダー育成』をテーマに 学林公開イベント
『学林創設のビジョンと未来を創造するリーダー育成』をテーマに、立正佼成会学林による公開イベントが昨年12月8日、広島教会道場で開催された。学林創設の精神を知ってもらい、世界平和に貢献するリーダー育成の一助とすることが目的。当日の様子は同教会会員らにオンライン配信された。
公開イベントでは、令和4年度の学林光澍ロータス奨学生に選ばれた学生部員(22)に、奨学金の目録が渡された後、杉野恭一学林学長が学林について紹介した。創設者である庭野日敬開祖の「世界の佼成会たらん」との願いを実現するため、「実践的仏教」と「宗教協力」を学ぶ「グローバル・トレーニングセンター」としての学林のビジョンを発表。人々の苦に分け入り、未来を創造する学林は仏法の研修と仏道修行に徹するとともに、大衆を救いへと導く「菩薩道の先駆者」としての若き人材を育成する機関であると説明した。
続いて、パネルディスカッションが行われ、学林光澍ロータス奨学生、学林本科OBの野崎隼平西日本教区青年教務員、NPO法人ヒロシマ宗教協力平和センター(HRCP)の上田知子理事長がパネリストとして出演。杉野学長がコーディネーターを務めた。
ディスカッションでは、学林での学びや世界平和を目指す取り組みについて話し合われた。現代の若者は生きる意味や幸せの答えを探して、真実を追い求める傾向が強いことが指摘された上で、仏教の真理を実践的に習得するとともに、人生のバックボーンを確立し、社会、世界の平和に貢献できる力を養う学林教育の意義が強調された。
最後に原章雄教会長があいさつに立ち、「平和都市ヒロシマとして、平和に貢献できる人をたくさん送り出しましょう」と、学林生の人材発掘を会員に呼びかけた。
なお、昨年11月27日には仙台教会道場で同様のプログラムを実施。パネルディスカッションには、学林光澍ロータス奨学生(25)、芳澍女学院情報国際専門学校OG(33)、同奨学生の選考委員を務める齋藤忠夫東北大学名誉教授が参加し、近藤雅則教会長が結びの言葉を述べた。