TKWOの巡回公演がスタート 広島、岡山両県の小中学校で

TKWOと児童が、楽器と手拍子を使って共演した

文化庁が実施する「文化芸術による子供育成総合事業」の一環として行われる東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の巡回公演が11月9日、広島市立みどり坂小学校からスタートした。年内に広島、岡山両県内の小中学校6校で演奏会を予定している。

同事業は、小中学生に質の高い文化芸術を鑑賞・体験する機会を提供し、子供たちの豊かな創造力や想像力、思考力、コミュニケーション能力を養うためのもの。楽団や劇団、芸術家、日本の伝統芸能の演者などが学校を訪れ、公演や実技指導を行う。

TKWOは、みどり坂小学校で2回の公演を実施。計約1000人の児童を前に、「ファンファーレとアレグロ」(C・ウィリアムズ作曲)と「歌劇『ローエングリン』より『エルザの大聖堂への行列』」(R・ワーグナー作曲)など3曲を披露した。ラテン曲「テキーラ」の演奏では、児童に手拍子での参加を促し、音楽の楽しさを伝えた。さらに、サプライズで同校の校歌も奏で、児童に笑顔をもたらした。