第9回「ACRP東京大会」開幕 大会に先立ち青年・女性の事前大会がオンライン開催
アジア宗教者平和会議(ACRP)の第9回「ACRP東京大会」が10月19日、開幕した。大会テーマは『行動するアジアの宗教コミュニティ:誰一人取り残さない、健やかで豊かなアジアの平和をめざして』。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、立正佼成会の法輪閣(東京・杉並区)を拠点にオンラインで開催された。
アジア21の国と地域にある諸宗教評議会(IRC=国内委員会)から、正式代表約120人が参加。世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会からACRP執行委員を務める植松誠理事長(日本聖公会主教)ら8人が正式代表として出席した。
19日の開会式では、庭野日鑛会長(ACRP共同会長)、ディン・シャムスディーン実務議長(インドネシア、元大統領特別補佐官)をはじめ4人が開会と歓迎のあいさつを行い、大柴讓治日本宗教連盟(日宗連)理事長と小泉進次郎前環境大臣が祝辞を述べた。
この後、和太鼓と津軽三味線を披露する文化パフォーマンスに続き、京都芸術大学教授でNPO法人「Earth Literacy Program」代表の竹村眞一氏が『人新世時代における人類と地球の共生・共進化』をテーマに基調講演を行った。
4日間にわたる大会では、全体会議や分科会を通して、新型コロナウイルス感染症、紛争和解、人権、開発と環境に関わるアジアの諸課題について協議。解決に向けた宗教者の役割、各国委員会の協力、連携などについて意見が交わされる。
本大会に先立ち、17日には「青年事前大会」が、18日には「女性事前大会」が法輪閣を拠点にオンラインで開催された。