唯仏与仏(88) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

法華経の教えを行じる功徳は、自分のほうからささげる気持ちになって、「人さまに喜んでいただきたい」という菩薩の心が湧き起こってくることです。まだそういう気持ちのない相手を発心させてあげ、法華経の軌道に乗せてあげることが、相手も自分も、ともどもに幸せになっていく条件なのです。

人さまに喜んでもらえることを実行していくと、それがとりもなおさず、自分の喜びであることがわかってきます。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書238ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html