「親子で取り組むゆめポッケ」配付先発表 2万3197個がフィリピンやレバノンなどの子供たちへ

昨年、レバノンの子供たちに届けられたゆめポッケ(写真提供・UNRWA)

昨年の「親子で取り組むゆめポッケ」キャンペーン期間中(6月1日から8月31日まで)に全国から寄せられたゆめポッケは、2万3197個に上り、このほど、レバノン、パレスチナ・ガザ地区、フィリピン・ミンダナオ島で配付されることが決定した。

「親子で取り組むゆめポッケ」は、紛争や迫害で傷ついた世界の子供たちに、立正佼成会の小学生、中学生が中心となり、手作りの布製の袋に文房具やおもちゃなどを詰めたゆめポッケをおくる平和活動。20年目を迎えた昨年、各教会では、紛争や対立が続く中で厳しい生活を送る子供たちの現状を知る学習会が開催された。

その後、小学生、中学生たちは活動の意義を理解し、主に家庭でいのちや平和の尊さについて語り合いながら、ゆめポッケ作りに励んだ。また、ゆめポッケの輸送費として役立てるために、食事や菓子を控えて献金する「一食(いちじき)を捧げる運動」にも取り組んだ。

全国から寄せられたゆめポッケは現在、東京・品川区の倉庫で保管され、輸送準備が進められている。配付先と現地パートナー団体、配付個数は次の通り。

  • レバノン/国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)=3300個、社会福祉と職業訓練のための全国協会(NISCVT)=4000個
  • パレスチナ・ガザ地区/UNRWA=1万3897個
  • フィリピン・ミンダナオ島/ミンダナオ子ども図書館(MCL)=2000個