国連UNHCR協会から本会一食平和基金に感謝状 難民・移民の保護への協力に対し
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が行っている難民や移民の救済活動に協力したとして、国連UNHCR協会からこのほど、立正佼成会一食(いちじき)平和基金に感謝状が贈呈された。8月3日、同協会の滝澤三郎理事長が法輪閣(東京・杉並区)を訪れ、同基金運営委員を務める西由江習学部次長(青年ネットワークグループ)に感謝状を手渡した。
本会は長年にわたって同協会とパートナーシップを結び、2012年からは毎年、UNHCRを通じてシリア難民を支援。今年、新たに「ロヒンギャ難民緊急支援事業」を決定し、UNHCRがバングラデシュ政府や現地の協力機関と共に行うシェルター(テント)や生活物資の提供、水の供給や衛生、医療、教育などの援助活動に協力する。
当日は、滝澤理事長が同基金の支援に謝意を表し、今年3月にバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプを訪れた際の様子を報告。また、日本の難民の受け入れ状況や同協会が行う難民高等教育プログラムなどを紹介した上で、「物資やお金の支援だけではなく、難民の持つ潜在力や意欲を生かした取り組みを行っていきたい」と、息の長い活動の必要性を強調した。
これを受け、西次長はUNHCRが毎年開催している「難民映画祭」に言及。9月の今年の映画祭に先立ち、8月1日に行われたマスコミや関係者対象のプレ上映会に参加したことを報告し、難民の現状を知る大切さを感じたと語った。その上で、UNHCRの活動に敬意を表し、今後の協力を約束した。
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