波木井山円実寺の川施餓鬼法要に庭野会長が出席 本会54教会から1209人が参加

立正佼成会の庭野日鑛会長は8月19日、山梨・南巨摩郡身延町の波木井山円実寺(岩田日見住職)で行われた「第七百三十五回波木井山川施餓鬼法要」に参列し、午前、午後の部で法話を述べた。川端健之理事長ら本会役職者をはじめ、54教会から1209人の会員が参加した。

円実寺は、鎌倉時代に波木井城の城主・波木井公(南部六郎実長公)が日蓮聖人に寄進した寺として知られる。また、川施餓鬼法要は、近隣の富士川の氾濫によって多くの犠牲者が出た際、波木井公が日蓮聖人に請願し、法要を営んだことに由来する。本会とは、昭和21年に庭野日敬開祖と長沼妙佼脇祖が同寺の再興を申し出て以来、交流が続いている。

当日は、本会54教会から1209人が参加した

法要は、午前の部(29教会から603人が参加)と午後の部(25教会から606人が参加)の2回行われた。読経、僧侶と参列者代表による焼香、修法などの後、執事長の筒井治稔師、副住職の長谷川喜章師があいさつ。続いて庭野会長が法話に立った。

この中で、庭野会長は、感謝の大切さを知ったある夫婦が、それぞれ相手に「あなたは感謝が足りない」と言い合って、けんかになったエピソードを紹介。「感謝は、相手に強要するものではありません。自ら行うことが本来の意味です。今ここにある自らのいのちが有り難い、といった気持ちになると夫婦や人間関係は円満になります。日本人だけでなく世界の人と仲良くなるもとです」と述べた。