佼成出版社刊『じゅげむの夏』第70回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に 小学校中学年の部
佼成出版社から刊行された『じゅげむの夏』(作・最上一平、絵・マメイケダ)が、第70回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学校中学年の部)に選定された。
本書は、小学4年生の親友4人組、山ちゃん、シューちゃん、あきらと、難病の筋ジストロフィーを患うかっちゃんの冒険物語。ギラギラした日差しが降り注ぐ夏休み、4人は集落の偏屈じいさんを“冒険”したり、橋の上から川へ飛び込んだり、山の棚田の上にある千年トチノキを見に行ったりする。徐々に筋力が衰え、歩きにくくなるかっちゃんと共に、いのちを謳歌(おうか)する少年たちの姿がみずみずしく描かれる。「友情と夏休みの冒険がテーマで、同世代の子どもたちが、男女問わずに楽しんで読むことができる。エピソードそれぞれに、ダイナミックな展開があり、読んでいて爽快である」ことが選定理由となった。
同コンクールは全国学校図書館協議会と毎日新聞社が主催。子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、本を読む楽しさを体験することで読書の習慣化を図る。また、感想文を書くことで豊かな人間性や考える力を育み、表現力を養うことを目的としている。
今年度の課題図書は全18冊。小学校から高等学校を5部に分けて感想文を募り、2025年2月に入賞者が発表される。昨年は265万編を超える応募があった。
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『じゅげむの夏』
作・最上一平、絵・マメイケダ
佼成出版社
定価1650円(本体1500円+税込)
全国の書店、佼成ショップなどのオンライン書店で購入できる