WCRP日本委「第48回理事会」「第28回評議員会」 庭野会長が同日本委会長を退任し、杉谷師が新会長に就任(動画あり)
冒頭、戸松理事長が、評議員会の席上で、庭野会長の任期満了に伴う退任を受けて、互選の結果、杉谷師が満場一致で新会長(新議長)に選任されたことを報告した。
この後、退任の挨拶をした庭野会長は、長年にわたり同日本委を支えた先達たちに謝意を表したあと、杉谷新会長が、同日本委の事務総長や理事長、公益財団法人への移行に際する特別諮問委員会委員長として尽力してきたことを紹介。同国際委でも軍縮安全保障常設委員会委員長を務めたほか、豊かな見識と優れた判断力で、理事会、評議員会などでも常に中心的な役割を果たしてきたと伝え、「日本委員会の新しい会長には、杉谷先生ほど適任の方はおられないと私は思っております」と述べた。
また、杉谷新会長、戸松理事長を中心とした同日本委の活動が、「より現代にふさわしい進化を遂げ、一層意義あるものとなることを願ってやみません」と期待を寄せた。
続いて、杉谷新会長が就任の挨拶を行った。この中で、WCRP/RfP日本委の歴史を振り返った後、宗教・宗派の違いを超えて、互いに敬意を表し、協力、協働する大切さを改めて確認。相手から学ぶ姿勢で話を聴き、自らを省み、「皆が納得できるかたちで活動を組み立て、実践を続けていきたい」と抱負を語った。
杉谷新会長は、1942年東京生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、大正大学大学院博士課程単位取得。その後、寛永寺執事、天台宗宗務総長、文部科学省宗教法人審議会委員、大正大学理事長などを歴任した。同日本委では、99年に事務総長、2012年に理事長に就任し、18年から評議員を務めた。