東松山教会発足60周年「感謝の集い」 会員らの笑顔あふれる

大いに賑わった東松山教会の「感謝の集い」。模擬店には参加者が列をなした

教会道場の駐車場スペースにバザーの品物が並び、焼きそばや金魚すくいの模擬店に人々が列をなす。5月19日、立正佼成会東松山教会の発足60周年を記念して行われた「感謝の集い」の一コマだ。集いは、長年にわたり布教を支えてきた先達とその家族、会員、近隣住民に感謝を伝えるもの。コロナ禍以降初めての大規模な催しで、382人が集った会場には、サンガ(教えの仲間)との再会を喜ぶ会員の笑顔が溢(あふ)れた。

「教会に来て、とにかく楽しんでいって頂きたい」との願いで企画から当日の受け入れまでを担ったのは、感謝イベント部門責任者の男性会員(58)。昨夏から実行委員を募り、20代から50代までのメンバーがさまざまな企画を準備してきた。同時期に、若手主任を中心とした手どりの部門も発足。出会う人たちに喜んでもらおうと、帽子を模した飾り物を約1000個製作した。また、教会から足が遠のいている会員と改めてつながろうと、支部を超えて手どりに奔走した。

歴代の教会長を紹介する写真展示

当日は、鼓笛隊のメンバーらによるダンスの披露、教会歌斉唱の後、バザー、模擬店、青年部による輪投げや射的などのゲームコーナーがスタートした。道場内には、過去の少年部活動や歴代教会長を紹介する写真が展示され、会員たちは思い出話に花を咲かせた。午後には会員参加の景品抽選会が行われた。

約20年ぶりに教会行事に参加した57歳の男性会員は、「久しぶりで敷居が高く感じていましたが、『よく来てくれたね』と会う人会う人が声をかけてくれてうれしかった」と話した。また、教会発足以前から信仰活動に励む81歳の男性会員は、「60年間、歴代の教会長さんに育てて頂いたことを振り返り、感無量です。命ある限りご法を広めていきたい」とほほ笑んだ。

オープニングで披露された鼓笛隊OGによるダンス