WCRP日本委「第45回理事会」 ウクライナ情勢やタスクフォースの再編など検討
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第45回理事会」が9月13日、神戸市の神戸ムスリムモスクで行われた。戸松義晴理事長(浄土宗心光院住職)をはじめ理事20人が出席(オンラインでの参加者含む)。立正佼成会から同日本委理事の國富敬二理事長、中村憲一郎参務(京都教会長)が参加した。
神戸ムスリムモスクに正式参拝した後に開かれた理事会では、同日本委の人事や宗教平和国際事業団(IPCR)国際セミナーの開催など七つの議案を審議。全ての事項が承認された。
この中で、ウクライナ情勢に対する支援については、昨年9月に東京で初開催された諸宗教平和円卓会議の第2回を、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まって2年が経つ2024年2月に、再び東京で実施する予定で調整が進められていると伝えられた。
また、特別事業部門(タスクフォース)の再編に関しては、2期4年を目安に運営や活動の見直しを行っていると説明。今後、今ある五つのタスクフォースがそれぞれに現状や将来の可能性を検討し、来年1月の「第46回理事会・第27回評議員会」で再編の審議を行うと発表した。
次いで、報告事項に移った。このうち国際事業では、アジア宗教者平和会議(ACRP)の第10回大会について、ACRP事務総長を務める篠原祥哲同日本委事務局長が発表。同大会の開催を2026年に予定しており、年内に候補地の内定を目指していると語られた。このほか、法人業務、タスクフォースと常設機関から今後の予定や取り組みが説明された。