庭野会長が熊野本宮大社、伊勢神宮に参拝 (動画あり)

熊野本宮大社の社務所内で、九鬼宮司と懇談した

庭野会長が「熊野詣」

立正佼成会の庭野日鑛会長は5月26日から28日まで、紀伊半島南部・和歌山県にある熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を参詣した。川本貢市時務部部長が随行し、上田真佐江和歌山教会長が同行した。

豊かな自然に抱かれた熊野は古来、神々の宿る聖地とされてきた。中でも人々の信仰を集めたのが、熊野三山を詣でる熊野信仰。熊野三山の中心である熊野本宮大社の主祭神「家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)」(素戔嗚尊=すさのおのみこと=の別名といわれる)は、貴賤(きせん)男女の隔てなく、浄不浄を問わず、何人も受け入れるとされ、平安時代の中期以降、多くの人が救いを求め、よみがえりを願って熊野を目指した。

当日の様子(クリックして動画再生)

現在、熊野三山へと続く紀伊山地の参詣道である熊野古道は、聖地・霊場とともに「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている。

庭野会長の「熊野詣」は2018年以来、5年ぶりのこと。熊野本宮大社が明治22年の水害を経て現在の場所に遷座されて130年、さらには、世界遺産登録から来年で20年という節目であることから、今回の参詣が実現した。

26日に熊野入りした庭野会長は、27日に熊野三山の一つ、那智勝浦町にある熊野那智大社を参拝した。翌28日には、田辺市の熊野本宮大社を訪問し、社務所内で九鬼家隆宮司と懇談した。

懇談では、九鬼宮司が12年前の台風で熊野川が氾濫し、同大社の施設の一つ「瑞鳳殿」も解体の憂き目に遭ったことを述懐。氏子をはじめ地元の職人など多くの支えの中で9年前に無事再建されたと伝え、「自然災害には勝てないが、熊野らしく日本人の底力で新たに生まれ変わることができました。今後も再生のシンボルとして広く人々に親しんで頂きたい」と語った。

この後、庭野会長は九鬼宮司の案内で拝殿と本殿に正式参拝し、玉串を奉てん。本殿内では、九鬼宮司から主祭神「家都美御子大神」が祀(まつ)られる「証誠殿」(本宮・第三殿)など社殿の由来について説明を受けた。

熊野三山の一つ、熊野速玉大社を参拝した

この中で九鬼宮司は、社殿下部に設けられた「籠縁(こもりえん)」と呼ばれる場所について紹介。一般公開していない場所ではあるが、「ここに座るとスサノオに抱きかかえられているように感じます。腰掛けられてみてください」と庭野会長に声をかけた。これを受け、庭野会長は同行していた夫人とともに籠縁に腰掛け、「とても落ち着きますね」などと語った。

さらに、九鬼宮司との懇談で話題に上った瑞鳳殿を見学した後、熊野三山の三つ目、熊野速玉大社を詣でた。

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