善隣教の力久隆積聖主が帰幽 庭野会長が告別式に参列
善隣教(本庁=福岡・筑紫野市)の力久隆積聖主が12月2日に帰幽された。76歳だった。善隣葬御帰幽祭(告別式)が6日、正子夫人を喪主に同本庁聖堂で執り行われ、信徒を中心に宗教、政治、経済など各界の関係者が参列。立正佼成会から庭野日鑛会長をはじめ、泉田和市郎北九州支教区長(福岡教会長)、同支教区の教会長らが出席し、追悼の誠を捧げた。
隆積師は1943年、同教教祖力久辰斎師の長男として誕生。77年に教主(二代)に就任し、信徒の指導に携わるとともに、諸々の平和活動を推進した。2010年には、長男の力久道臣師に教主(三代)を継承し、聖主を奉戴した。この間、新日本宗教団体連合会(新宗連)では理事、常任理事、副理事長、顧問などを、また世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会には創立当初から諸活動に関わり、評議員、顧問などの要職をそれぞれ歴任。庭野日敬開祖、庭野会長とも親しい間柄で、本会と縁の深い宗教指導者の一人だった。
御帰幽祭は、善隣教の儀礼・儀式に従って、御祓い、御詞奏上と進められ、来賓代表の深田充啓円応教教主(新宗連名誉理事長)と信徒代表、親族代表がそれぞれ「お別れの言葉」を述べ、隆積師の遺徳と人柄を偲(しの)んだ。庭野会長は他の参列者と共に献香を行い、感謝と哀悼の誠を捧げた。最後に道臣教主が「お言葉」を述べた。