東大の藤原教授と学生が本会を訪問 施設を見学し交流

比較宗教学を専門とする東京大学の藤原聖子教授をはじめ留学生を含む学生と教員10人が7月13日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れた。

今回の訪問は、大学の授業の一環。一行は、総務部渉外グループのスタッフの案内で大聖堂を見学し、正面玄関の三菩薩の漆画や本尊像について説明を受けた。続いて、一乗宝塔、開祖記念館を訪れ、本会の歩みや世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)創設の経緯、庭野日敬開祖の信仰観などを学んだ。

この後、質疑応答の時間が持たれ、本会の付置研究所である中央学術研究所学術研究室の相ノ谷修通室長や渉外グループスタッフが回答した。学生からは、本会の特徴や伝統仏教教団との関係、教団運営、政治への関わりなどについて質問が上がった。「キリスト教では、死後に天国に行くことが目標だが、立正佼成会の最終的な目標は?」との質問に対しては、仏教では、仏になること――成仏が目標であると説明。その上で、相ノ谷室長は、その目標のために、「人のために役に立ちたい」という思いで行動する菩薩行が大切と答えた。

中国仏教を研究する留学生(23)は、「大規模な新興宗教の発展が日本でどのようになされてきたのか、興味がありました。立正佼成会の特徴を知ることができ、他の新宗教の教団と比較研究できます」と話した。