広島、長崎への原爆投下から80年——米国人教皇、大司教たちのメッセージ(海外通信・バチカン支局)

広島と長崎への原爆投下から80年に際して、史上初の米国人のローマ教皇であるレオ14世は、「勇気ある武器の放棄」を訴え、「核抑止論という幻覚」を非難するメッセージを公表していた。

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栄福の時代を目指して(11) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

永遠平和の祈り――世代を超えた希求

広島と長崎の原爆記念日、そして終戦記念日が巡って来た。毎年、戦争の記憶を呼び起こして、決して同じ過ちを繰り返さないように誓うという国民的儀式が行われる時期だ。しかし、今年は「例年同様」というわけではなく、重要な、善き変化があった。

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食から見た現代(19) 冷えたままのコンビニ弁当  文・石井光太(作家)

神奈川県川崎市の京浜工業地帯の一角に、コンクリートでできた三階建ての重厚な建物がある。一見すると低層階のオフィスビルのようだ。

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内藤麻里子の文芸観察(71)

優れた業績をあげた女性科学者を顕彰する「猿橋賞」の存在は知っていた。けれど名称に冠された猿橋勝子については何の知識もなかった。伊与原新さんの『翠雨(すいう)の人』(新潮社)は、猿橋の生涯を描いた小説だ。その軌跡は、女性科学者の道を切り開くと同時に、まさに戦後80年の節目である今年、刊行されるにふさわしいものであることに感じ入った。

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カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~ (8) 写真・マンガ・文 平田江津子

「同じ仲間」として対等に関わる同級生たち①

中学校から普通学級籍となってカズキがいちばん変化したことは、なんといっても友だちとの関係です。

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切り絵歳時記 ~柳田國男『先祖の話』から~ 9月 文/切り絵 ルポライター・切り絵画家 高橋繁行

人は死ねば子孫の供養や祀(まつ)りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月に交流する――柳田國男は膨大な民俗伝承の研究をもとに日本人の霊魂観や死生観を見いだした。戦時下で書かれた柳田國男の名著『先祖の話』をひもときながら、切り絵を使って日本古来の歳時記を絵解きしたい。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 7月の法話から

7月に大聖堂で行われた式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋しました。(文責在編集部)

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楽生(らくいき)~楽に生きるを極めるヒント~(5) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子

「元気ポーズ」でスイッチON!

モヤモヤした気分を変えてコロナ禍の絶望状態(ちょっと大げさ!?)から脱し、元気な私に戻るきっかけとなったのが、前回までに紹介した『ゼロ秒思考』のA4メモ書きです。お試しいただけましたか?

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