浜北教会発足50周年 ウクライナの歌姫ナターシャ・グジー氏招き記念コンサート
ウクライナの民族楽器であるバンドゥーラの音色に乗せ、透き通るような歌声が場内に響く――。立正佼成会浜北教会は10月6日、発足50周年を記念し、歌手のナターシャ・グジー氏を招いてアニバーサリーコンサートを開催した。会場となった静岡県の浜松市総合産業展示館には、来賓や会員約200人が集った。
同教会は今年、『50年、これまで、そしてこれからも私たちがつなげていこう。』を精進目標に掲げ、布教に取り組んできた。第一部の式典では、読経供養や誓願発表を通し、参集した会員一人ひとりが教会の礎を築いた先達への感謝を深めるとともに、救われた喜びを周りの人へ、そして次の世代につなげる決意を新たにした。
続く第二部は、ナターシャ氏による演奏が行われた。「キエフの鳥の歌」「深い井戸」といったウクライナの歌から、「いつも何度でも」「秋桜(コスモス)」など日本の歌まで全8曲を披露。アンコールでは、ナターシャ氏の伴奏で唱歌「ふるさと」を会場全員で合唱し、周年の意義を心一つにかみしめた。
実行委員長を務めた壮年部副部長(64)は、「実行委員をはじめ参加した一人ひとりが、自分を支えてくれている多くの縁に気づき、感謝を深めることができました。みんなで新しいことにチャレンジできたのも喜びです。これからも縁をつなげ、浜北教会を盛り上げていきます」と決意を語った。