えほんのはらっぱ 夏休み特別企画「みんなで楽しむ『えほんシネマ』と『うた』の時間」
童謡「アイアイ」「バナナのおやこ」に合わせて、親子たちが身ぶり手ぶりを交えて大合唱している。子どもたちが見つめる先にいるのは、NHK・Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」で第16代歌のお姉さんを務めた神崎ゆう子さんだ。
8月25日、立正佼成会セレニティホール(東京・杉並区)を会場に、「みんなで楽しむ『えほんシネマ』と『うた』の時間」が開催された。近隣 在住の親子ら約180人が集い、会場は大いに沸いた。
同イベントは、本会習学部教育グループがオンラインで絵本の読み聞かせなどを行う「えほんのはらっぱ」の、夏休み特別企画。絵本や歌を通して心がホッとする時間を共にし、温かなつながりを感じる時間を提供することが願いだ。
オープニングで神崎さんと共に、歌って踊っていた子どもたちは、「えほんシネマ」が上映されると、しんと静まり返ってスクリーンを見つめる。絵本『ねむたくないせんにん』『やもじろうとはりきち』(共に佼成出版社刊)のキャラクターや背景がゆっくりと動く映像に、神崎さんのナレーションが重なる。紙芝居のような味わいを持たせた映像作品に子どもたちは引き込まれていった。
上映後、会場が明るくなり、神崎さんが歌い出すと、来場者は再び一体となって遊び歌の世界へ――。最後に子どもたちがステージ前に集まり、神崎さんと共に「ホ!ホ!ホ!」「ぼよよん行進曲」を踊りながら大きな声で歌った。外の暑さに負けないくらい熱気あふれる会場で、親子は真夏のイベントを心行くまで楽しんだ。
なお当日は、会場向かいの佼成図書館で「あおぞら図書」が開催され、100人を上回る来場者でにぎわう中、同館視聴覚ホールでイベントのライブ中継が行われた。
次回の「えほんのはらっぱ」は10月2日10時~10時40分にオンラインで開催予定。会員、未会員を問わず、誰でも参加できる。希望者は「えほんのはらっぱ」で検索、または本会教育グループ婦人担当(03-5341-1105)まで問い合わせを。