国内外の教会・拠点の会員たちが、「ウクライナ紛争 平和祈願ならびに犠牲者慰霊のための通読供養」をオンラインで実施
日本時間の3月13日午後5時から14日未明まで、国内外の立正佼成会各教会や拠点などをオンラインでつないで心を一つに読誦(どくじゅ)する「ウクライナ紛争 平和祈願ならびに犠牲者慰霊のための通読供養」が行われた。26カ国30の教会・拠点の会員たちが順番に導師をつとめ、『法華三部経』全巻を読誦するもの。本会ローマセンターとロンドンセンターの呼びかけによるもので、世界各地の会員ら1万5000人以上が参加した。
13日午後5時、赤川惠一国際伝道部部長が世界の会員に向けてあいさつ。「皆さんの祈りを結集し、戦火に苦しむウクライナに平和な日常が戻るよう、心静かにご供養をいたしましょう」と語りかけ、通読供養が始まった。
ウェブ上の共有画面には御本尊像が映し出され、ローマセンターの水藻克年センター長を導師に前唱文(イタリア語)が奏上された。続いて、国内外の教会・拠点の会員たちが順番に導師をつとめ、それぞれの言語で『法華三部経』各品を読誦。「無量義経徳行品第一」では同センターの会員で、ウクライナ出身(現フランス国籍)の女性(88)とスイス人の男性(34)が導師をつとめた。後唱文は、導師をつとめたロンドンセンターの細谷恭一郎センター長が英語で読み上げた。
各国の参加者たちは、ライブ配信された各導師の声に心を合わせて読誦し、犠牲者に慰霊の誠を捧げ、平和を祈願した。
「安楽行品第十四」の導師をつとめた杉並教会の壮年部長(55)は、「多くのいのちが奪われる戦争は誰のためにもなりません。ウクライナの平和と即時停戦を祈るとともに、募金など私たちにできる精いっぱいの支援をしていきたい」と語った。
「信解品第四」の導師をつとめたバンコク教会の女性会員(45)は「世界のサンガ(教えの仲間)の心を一つにした深い祈りを感じました。争いのない世界と全ての人の幸せを願います」と話した。
「見宝塔品第十一」の導師をつとめたウランバートル支部(モンゴル)の男性会員(58)は、「世界中のサンガが集まって祈りを捧げる場を設けてくれたことに感謝したい。私たちの祈りが届き、ウクライナとロシアの人々に平和が一刻も早く訪れると信じています。皆で祈り続けましょう」と語った。