神戸、広島両教会で周年記念式典

神戸教会

立正佼成会神戸教会は昨年に発足70周年を迎え、4月11日、事前に収録した記念式典の映像を会員に配信し、共に祝った。『神戸から世界へ 時空をこえてつながろう』をテーマにした式典では、西村季代子教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。

講話に立った川端健之教団顧問は、「一人でも多くの人に法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにして頂きたい」という庭野日敬開祖の教団創立の願いを紹介。法華経の神髄は「自我偈」に示されていると解説した上で、「仏に生かされているという自覚を持てば、人生は明るく、不安のない積極性に満ちたものになります」と述べた。最後に西村教会長は「創立の原点に返り布教精進させて頂きます」と謝辞を述べた。

広島教会

広島教会は昨年、発足60周年を迎え、同日に教会道場で記念式典を開催した。テーマは『普く開かれた広島教会』。式典の模様は動画共有サイトを通じて会員に配信された。

式典では、教会の歩みが映像で紹介された後、原章雄教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。実行委員長(47)による挨拶に続き、『私の即是道場(そくぜどうじょう)』と題した会員13人のビデオレターを配信。日々の菩薩行や身近な人への感謝の言葉、将来の夢に向けて今、努力していることなどが紹介された。

この後、原教会長が挨拶に立ち、「在家仏教の精神に立ち返り、一人ひとりが自立した信仰を確立しながら、世の中の苦に分け入り、共に救われていく世界を目指しましょう」と語った。