ノーベル平和賞を受賞したナディア氏の映画 2月公開

昨年ノーベル平和賞を受賞したヤジディ教徒のナディア・ムラド・バセ・タハ氏に密着したドキュメンタリー映画『ナディアの誓い―On Her Shoulders』が、2月1日から東京・武蔵野市のアップリンク吉祥寺ほか、全国で順次上映される。昨年7月、ヤジディ教徒の国際代表「プリンス」で、ヤジディ教最高評議会会長のブリーン・タフシーン師が立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、大聖堂の式典で、ヤジディ教徒の置かれた厳しい状況について訴えた。本会はナディア氏のノーベル賞受賞に際し、「お祝いのメッセージ」を発表した。

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映画の序盤、スクリーンには、海外メディアのリポーターがイラク北部のシンジャール地方で起きた“ジェノサイド(大虐殺)”について伝える様子が、次々に映し出される――。「イスラーム国」(IS)を名乗る過激派組織が少数派ヤジディ教徒の村々を襲撃したのは、2014年8月3日のことだ。男性や高齢者1000人以上が殺害され、女性や子供6000人が拉致された。捕えられた女性たちは“戦利品”として売買され、現在も半数以上が行方不明のままだ。中には10歳の子供も含まれているという。

ナディア氏は、襲撃から生き残った一人だ。母親や兄弟を殺され、IS戦闘員に拉致されたが、3カ月後に脱出に成功してドイツへ逃れ、ISによる性暴力の実態を告発した。現在、人権活動家として世界を回り、国際社会に対し、ヤジディ教徒への人道支援を訴えるとともに、IS戦闘員への正当な裁きを求める活動を続けている。

この映画を手がけたのは、米国の女性監督アレクサンドリア・ボンバッハ氏。2016年夏、23歳のナディア氏がニューヨークの国連本部でスピーチに立つまでをカメラで追った。少数派ヤジディ教徒の運命を背負う若き女性の、内なる葛藤と決意が描き出されていく。

※詳細は、ユナイテッドピープルのウェブサイト www.unitedpeople.jp/nadia