唯仏与仏(75) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

生活のなかで常に仏さまに見守られているためには、何ごとにも「教えていただく」という気持ちを忘れないことです。すると、立ち居振る舞いにも謙虚さがにじみ出て、大切なことをおのずと身につけることができるのです。

私が昭和十三年(一九三八年)に立正佼成会を創立した目的は、お釈迦さまの精神に立ち返って、仏さまの教えで世の中を立て直そうというものでした。教会道場でのさまざまな修行を、社会や家庭で教えを実践するための稽古場(けいこば)とたとえるのも、その目的を果たすためなのです。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書173ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html